「ダイエットと言えば食事制限?」と思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?
確かに、消費カロリーが摂取カロリーを上回ると痩せますよね。
極端な食事制限ダイエットと言うのはとても即効性はあります、しかし私たちの身体にかかる負担は大きく、リバウンドの可能性と背中合わせである事を忘れてはいけません。
極端な食事制限がなぜ危ないのか、理由をいくつかまとめてみました!
体調不良になる
食事制限によるダイエットで身体にもたらす影響のうち一番最初に語られるべき事はやはり「体調不良」です。
私たち人間の身体は、食物に含まれているカルシウムやビタミン群から栄養を摂取して生命活動を営んでいるのですが、痩せようとして食事制限をすると、ビタミンなどの必要な栄養も不足してしまいます。
ビタミンが不足すれば肌は荒れ、カルシウムが不足すれば骨がスカスカになってしまい骨折の危険さえあります。
あまりに摂取カロリーが低いと、女性の場合は月経が止まってしまうこともあります。
そして体温が著しく低下して全身の体毛が濃くなったり、脳は糖分を栄養として必要とするのですが、それが足りないと思考能力も顕著に低下して常に頭にモヤがかかったようになってしまいます。
このように、極端な食事制限は身体にダメージを与えさまざまな不調が身体に出てきます。
基礎代謝が落ちる
極端な食事制限を続けると、体脂肪より筋肉量がどんどんと低下していきます。
一般的には、健康な女性の場合「1ヵ月で2kgの脂肪」
これが減量の限界と言われているので、それ以上に落ちた分は「筋肉と水分」なのです。
筋肉は脂肪より重いので体重は減ります。
だからつい順調に脂肪が落ち痩せていると勘違いしてしまうところが落とし穴なのです。
筋肉が落ちてしまうことは「基礎代謝量が低下する」と言う事です。
基礎代謝が低下すると、身体は「脂肪は燃焼されにくく、入ってくる食べ物はなるべく多く吸収・貯蓄しようと」します。
私たちの持つ自己防衛本能で「省エネモード」に入る、と言えばわかりやすいのではないでしょうか?
わざわざ頑張って食事制限をしても、それは「太りやすく不健康な身体を作ってしまっている」と言う事なのです。
リバウンドする
基礎代謝が下がった時点で、身体はすでに「ダイエット前よりも太りやすい体質」になっているのですが、そんな時に食事制限を止めるとたちまちリバウンドが始まります。
ダイエット中に痩せた分だけでなく、下手をするとダイエット前よりも脂肪がついてしまうと言う恐ろしい事態になります。
なぜかと言うと、リバウンドをしている時の身体は「飢餓状態」にあり、食べ物や飲み物で得られるエネルギーを出来るだけ身体に貯めこもうとするからです。
食事制限下でエネルギー不足だった身体が再び同じ状況に陥った時の対策として、エネルギーの貯蓄を始めるので、リバウンドしたり、リバウンドしやすい身体になってしまうと言うわけです。
老化してしまう?
そして過激な食事制限によって必要な栄養素が不足すると、肌や髪や爪はツヤがなくなり、肌は乾燥し顔にシワが出来てきます。
シワというのは一度出来るとそれを解消するのはとても大変なです。
そして女性ホルモンの分泌も乱れるので身体全体から張りが失われ、年齢より老けてみられる事になりかねません。
せっかく体重を落としてもこれでは意味がないですよね。
極端な食事制限は危険
過激な食事制限と言うのは即効性はあり短期間で大幅減量は可能です。
しかし、栄養学の知識がないのに自己判断で摂取カロリーのみにこだわり食事を制限する事はとても危険な事です。
「美しく、健康的に痩せて、それをキープする!」
これが出来てこそ初めてダイエットは成功と言えるのでキレイに痩せるためにも極端な食事制限ダイエットは避けましょうね!