免疫力が低下してしまうと、病気や体調を崩しがちになったり、風邪を引いてもなかなか治ってくれないなど、私たちの身体には良くない影響として突然現れてしまうのです。
元気で健康な身体を維持していくためには、「免疫力」を高めていくことが必要になってきます。
そこで、健康な身体を維持していく為に、是非とも試して欲しい免疫力をアップさせる方法を、朝から就寝前の1日の流れの中でご紹介していきたいと思います。
免疫力とは?
私たちがいつも通りの生活を送っていく中で、目には見えないありとあらゆるウイルスや細菌、微生物やバクテリアなどが知らず知らずのうちに私たちの身体の中へ侵入してきます。
大気中の空気を吸い込むとき、何かに触れるとき、飲食するときなど無意識のうちにです。
ですが、「免疫力」という戦ってくれる機能が私たちの身体には備わっていて、侵入してくるウイルスや細菌、微生物やバクテリア、がん細胞から身体を守ろうとしてくれたり、体内で増殖する前や増殖した後に退治してくれたりと、私たちの身体を守ってくれている存在なのです。
どんなときに免疫力は低下してしまう?
「免疫力」が備わっていることで、体内へ侵入してくるウイルスや細菌などから身体を守ってくれていると思うと心強く、安心して毎日を過ごしていけるでしょう。
ですが、この免疫力は必ずしも強いわけではなく低下してしまうこともあるのです。
免疫力が低下してしまう原因としては、
●生活習慣の乱れ
●食生活の乱れ (栄養不足)
●ストレス
●睡眠不足
●粘膜や皮膚が乾燥して弱くなったとき
●身体自体の疲労
●腸内環境の乱れ
などが原因で免疫力は低下してしまいます。
決して高齢者だけとは限らず、免疫力が低下してしまうと、肌荒れや感染症にかかったり、病気を招いてしまう可能性が高まってしまうのです。
~朝~ 朝は老廃物を外に出す貴重な時間
免疫力をアップさせるには、きちんと質の高い睡眠をとった後、すっきり目覚めるところから1日がスタートします。
目覚めたら真っ先にカーテンを開け、太陽の光と外の空気を身体に取り込むと同時に身体を目覚めさせると良いでしょう。
朝食は無理に食べなくてもいい?
朝食は何が何でも食べないといけないという考えの方もいるでしょう。
ですが、睡眠中は老廃物を排泄する準備をしていて、朝は老廃物を排泄するための時間でもあります。
朝食を摂ることで腎臓や大腸などで排泄のために使われる血液が胃腸に集まってしまい、排泄の効果が発揮できない場合があることも考えられるのです。
そのために、朝忙しい方や食欲がわかない方は無理に朝食を摂る必要はないでしょう。
朝食がコーヒーはオススメできない
朝食の変わりにコーヒーを飲むという方は意外と多いのではないでしょうか?
コーヒー自体には、動脈硬化予防や、抗酸化作用など嬉しい効果がありますが、身体を冷やすといった効果もあります。
私たちの身体は、朝、目覚めた時からゆっくり体温を上げていきます。
その体温の上昇を妨げない為にも、朝食代わりのコーヒーは避けた方が良いでしょう。
飲むのであれば、軽い朝食の後に少量が好ましいです。
おすすめとしては、ショウガ紅茶です。
ティーバックで構わないので、ショウガのすりおろしか、チューブを適量入れ、黒糖があればひとかけら入れると良いでしょう。
水分をはじめ、ミネラル、糖分を摂取でき体温を高める効果があり、朝の免疫力をアップさせるにはもってこいのドリンクなのでオススメです!
~お昼~ お昼でも体温の低下を避けるよう注意する
夏は冷房で身体を冷やしてしまったり、冬は暖房から急に寒いところに移動したりと体温の調節が乱れ、体調を崩しがちになってしまう方が増えているようです。
日中でも、冷えは免疫力アップにとって大敵なので注意が必要なのです。
水分の摂り過ぎはNG?
水分補給に関してもそれは当てはまります。
例えば、こまめな水分補給が身体に良く、血液をサラサラにしてくれるという思い込みです。
水分を摂ることは良いことですが、摂り過ぎはかえって体温を低下させ冷えてしまいます。
冷えると代謝が低下してしまい、血行が悪くなり血液に老廃物が溜まりやすく、サラサラどころか、ドロドロになってしまうのです。
冷えたミネラルウォーターや緑茶、清涼飲料水より、先程オススメしたショウガ紅茶が免疫力をアップさせるには良いのです。
他には、休憩や日中はなるべく太陽の光を浴びると良いです。
日光に当たることで免疫力アップに欠かせない、質の高い睡眠が得られるので意識してみると良いでしょう。
~夜~ 夜は運動と食べ過ぎ飲み過ぎに気を付ける
食べ過ぎや、飲み過ぎてしまうと消化する際、胃腸に血液が集まる時間が長くなり、体温の低下に繋がってしまいます。
また、血糖が増え過ぎると、免疫の細胞が病原菌を捕まえる力が弱まってしまうので、目安としては「腹七分目から腹八分目」を心がけるようにしましょう。
ちなみに、1日の食事摂取量は、
穀物:6 野菜・果物:3 肉・魚介類:1の割合を意識しましょう。
会社帰りにジムに通うのも良いですが、最寄り駅からひと駅分歩いたり階段をあえて使うなど、下半身の筋肉を鍛えることを意識して、できる範囲で運動をすると冷えが解消され免疫力のアップが期待できます。
毎日無理なく続けられるよう、あなたに合った運動を見つけてみると良いでしょう。
~就寝前~ 入浴効果、ストレス発散後に就寝へ
免疫力をアップするにあたって睡眠はとても大切になってきます。
睡眠を質の高いものにしてくれる入浴ですので、シャワーだけの方はできるだけ入浴することをオススメします。
血行促進、リラックス効果、老廃物の排泄、皮脂の分泌によるお肌のうるおい、リンパの流れ改善、酵素の分泌、ストレス解消など実に嬉しい効果が得られるのです。
ですが、間違った入浴をしてしまうと逆効果になってしまう場合もあります。
夜や就寝前は不安な気持ちになったり、気分が沈む、緊張状態が続くなど寝付きが悪くなる上に免疫力も低下してしまいます。
そんなときは感情をため込まないで思いっきり泣いたり、笑ったりすると免疫ホルモンの分泌が促されたり、血行が良くなることで身体も温まったりと、ため込んでいた時より眠りにつきやすくなります。
素敵な毎日へ!
朝起きてから就寝前までの免疫力をアップさせる方法をご紹介してきましたが、少しでも参考にしていただけたのなら嬉しく思います。
免疫力は生活の乱れや睡眠不足、食生活の乱れなどで簡単に低下してしまうのに、維持していくことは容易ではありません。
ですが、ほんの少し意識しておくことで、免疫力をアップさせる方法を思い出したり、実践できるかもしれません。
健康で元気な身体で過ごしていけるように免疫力をアップさせ、維持していきましょう!