健康に必要な睡眠時間は7~8時間と言われていますが、あなたは睡眠不足にならずに、必要な睡眠時間を確保できていますか?
パソコンやスマホ、ついつい遅くまで観てしまうテレビ、あるいは不眠症や忙しすぎたり、寝付きが悪かったりと様々な原因があるでしょう。
なかには睡眠時間を削ることで時間を有効に使おうとする人や、眠るということ自体を
軽く考えている人もいるようです。
多くの研究でこの睡眠不足が毎日の生活や、健康に影響を及ぼしていることが明らかになっています。

睡眠不足で集中力が低下する
睡眠不足になった時に感じるのが身体の倦怠感だったり、頭がぼーっとするなどが
まず挙げられるのではないでしょうか。
このような状態では正常な判断ができなくなる上に仕事や勉強も手につかなくなります。
ですが、なにより怖いのが運転での事故を起こしたり、注意力の低下で何らかの事故に巻き込まれる危険性がアップします。
睡眠不足はもちろん、過眠症、低酸素症、精神的疲労、抑うつ、無呼吸症候群などが原因であることが多いです。
深刻な場合は医師に診てもらうことをオススメします。
この様な状態での運転などは考えただけでも避けたいですよね。
マイクロスリープで回復
「マイクロスリープ」という言葉をご存知でしょうか?
本人の自覚なしに疲労がピークに達したりすると、脳が疲れを取ろうと働き
一瞬の間睡眠状態になる事で、目を開けたままでも睡眠状態になることもあります。
このマイクロスリープを上手に行うことにより効果が発揮されると言われています。
・まず、マイクロスリープを行う前に、起きる時間を意識しておくこと!(その時間に起きられる可能性が高くなります)
・ゆったりとした姿勢で、リラックスし目を閉じて頭の中は何も考えない状態にしましょう。
この状態だけでも、睡眠としての効果は十分あると言われており、慣れていくと毎日の生活での強い味方になりますね。
上記でも書きましたが、このマイクロスリープは無意識でも起こってしまう可能性があるので運転や、危険な作業中に陥らないよう事前に気を付けておいてください。
精神の影響は睡眠不足から
いつもと違いイライラしたり、後になりあの時なんであんなに怒っていたのだろう。
と思い返すときはありませんか?
感情のコントロールが上手くできず、コミュニケーションにも大きく影響してストレスとなり悪循環に陥る場合もあります。
睡眠不足になると脳の部位である、偏桃体(へんとうたい)が関係していることが明らかになっています。
この偏桃体という部分は不安や緊張に反応し、活発になることでイライラが強まり感情のコントロールを難しくしているのです。
イライラを解消するには
1番はしっかりと質の高い睡眠をとるのが最も効果があるのですが、即効性のある方法をいくつか挙げていきます。
食べ物で挙げればビタミンB1、ビタミンC、たんぱく質、カルシウムなどを摂取してみて下さい。
バナナ
レタス
お魚
レモン
アーモンドやナッツ類
ヨーグルト
納豆
豚肉
飲み物で挙げれば自律神経を整えてくれるものがオススメです。
炭酸水
牛乳
豆乳
ココア
お茶やハーブティー
イライラした時など、このようなものを摂取することで気持ちを落ち着かせるのも一つの方法ですね。

まとめ
今回挙げた以外にも、睡眠不足によっては、身体にありとあらゆる影響や症状があります。
たかが寝不足と思い軽く考えるのは危険ですが、意識しすぎても良い睡眠を得られません。
頭の隅っこにでも置いてもらい就寝前にはリラックスすることを心がけてくださいね!