デイリースキンケアの中でも欠かすことのできない「洗顔」ですが、あなたの肌タイプに合わせた負担の少ない洗顔料を選べていて、本当に正しくできていると胸を張ってお答えできますか?
1日のお肌についた汚れや古い角質を洗い流すだけの行為と思われがちですが、この段階で正しくできていないと、その後の保湿ケアで効果が薄れてしまったり、シワ・乾燥・たるみなどの肌トラブルを招いてしまうことだって十分考えられます。
そこで、お肌のタイプに合わせた洗顔料・成分選びのポイントや、基本の仕方や注意する点などを詳しく見ていきたいと思います!
役割と理由
まず、メイクをした日はクレンジングで油性の汚れを落とさないといけません!
「クレンジングで汚れを全部落とすことはできないの?」と言いたくなる時もありますが、そもそもの特性が異なっています。

クレンジングは油性の汚れを落とすことに特化していて、逆に洗顔料は水性の汚れを落とすことに特化しているといった真逆の性質なので、メイクをした日などはクレンジングと洗顔のどちらも必要になってくるんですよ!
清潔を保つために
ごくまれに、洗顔は何日もしていないという方がいらっしゃいます。
私たちは普段生活をしているだけで、常にほこりや排気、空気中に漂っている汚れにさらされています。
それに加え、汗や皮脂、古い角質など混ざりあっている状態が洗顔をするまで顔や首、髪などの露出している部分に付着しているのです!
この状態でスキンケアを放置していたら皮脂が酸化して刺激物に変化してしまったり、雑菌の繁殖の手助けをしていることになります。
ですから、なるべく毎日清潔を保つことが大切だと言えます!
選ぶなら保湿成分配合を!

洗顔料選びも、決して怠ってはいけないと私は思います!
ドラッグストアや薬局などで、「値段が安いから」「今流行っているから」「デザインが可愛いから」「知人が使っていたから」・・・などの選び方をしていたら必要以上に汚れや皮脂を落としてしまい、キレイになろうとしているお肌を傷めてしまったり、トラブルを引き起こしやすい状態へと悪化させてしまう確率が高くなってしまうことが考えられます。
選ぶべき大切なポイントとしては、
皮脂や古い角質などの汚れを落としてくれる。
保湿成分が含まれている。
お肌に刺激を与える成分は入っていないか。
泡の濃密度が高く弾力があるか。
などの項目を把握しておくと良いでしょう!
「保湿できるの?」と思う方もいるでしょうが、成分の質が良いアイテムでケアすると洗い上がりもつっぱり感がなく、潤ってモチモチさせてくれるコスメも実際に存在しています!

ですから、「安いから」、「流行っているから」などで選ばずに、値段が少々高くても配合成分で判断し、お肌に良いものを選んでケアしていきましょう!
これから先のお肌の状態が良くもなるも悪くもなるも今後に影響していきますので、妥協はしないように選んでくださいね!
これらの成分をチェック!
選ぶ時に確認しておきたい成分ですが、
コラーゲン
ヒアルロン酸
ローヤルゼリー
ビタミン系

などの保湿成分が配合されていたら嬉しいですね!
逆に配合していてほしくはない成分ですが、
パラベン
鉱物油
石油系界面活性剤
合成着色料
防腐剤

これらが配合されているものは出来れば避けたいというのが本音ではありますね!
形状別の特徴
もっと具体的に見ていきますと、何種類かの形状があって特徴もそれぞれ異なっています!
含まれている成分では選ぶことができなくて難しいと感じている方には、この形状別のタイプから、お肌に合うものがある程度判断はしやすくなると思いますので見ていきましょう!
固形石鹼
固形石鹼ですが、大まかな特徴としてはお肌への刺激が少なく優しいタイプだと言えますね!
ただ、洗顔フォームなどに比べて洗浄力が弱いので、しっかりと皮脂汚れなどを落としたい方には向いてないかもしれません!
ですが、本当にシンプルで余分な油分を含まない石鹸なら汚れを落とすことに特化しているので、どちらを使うかは好みで決めていいと思います!






洗顔フォーム
この洗顔フォームタイプは、洗浄力や肌への負担が弱いものから強いものまで数多く存在しています。
石鹸よりは洗浄力がやや強いので、皮脂汚れや古い角質をおとしてすっきりいしたい方にはオススメです!
中にはしっとりタイプのものもありますが、約30~40%の油分を含んでいて油膜を残すしくみになっているので、化粧水や美容液といった保湿ケアに力を入れている方にはしっとりタイプのものは使わない方が良いかもしれませんね!







泡タイプ
泡をさっと手に取ることができる楽チンで便利なタイプです!
逆に手早く泡が出るということは、泡立てやすい成分、強い界面活性剤や発泡剤などが含まれている割合が高くなります。
肌が弱い方にとっては刺激になったりするので、選ぶには難しいかもしれないのであまりオススメとは言いにくいですね。
パウダータイプ
その名の通り、粉に水分を足して泡立てるといったタイプです!
特徴としては、洗浄力が強いものから弱いものまで様々で、防腐剤や着色料などの添加物が少ないものも多くお肌に優しいアイテムが多いです。
キメが細かい泡が作れるので毛穴汚れをすっきり落としてくれますよ!
ただ、泡立てが難しいことや粉が固まってしまうこともあり管理が難しいなどのデメリットもあります。






泡立たないタイプ
最近ではこの泡立たないタイプが注目を浴びていますね!
特徴としては、界面活性剤が入っていないものが多く、ニキビ肌の方や水でも刺激と感じてしまう程デリケートなお肌の方にオススメの超しっとりタイプです!
オイル状やクリーム状なので優しく滑らせるように洗顔していきますが、なんせ洗浄力が弱く皮脂汚れや古い角質など充分に落とせないという面があります。








必ずという定義はない
このように形状別に分けてみましたがあくまでも大まかな目安であって、やはりその商品に含まれている成分や洗浄力で効果は異なってくると思います!

よく美容系の本などで言われている「含まれる成分は洗い流してしまうため無意味だから気にしなくていい」と書かれていますが、必ずしも無意味だとは私は思いません。
含まれている保湿成分が完全にお肌に浸透しないとしても、泡がお肌に触れているときに必要な油分やセラミドなどを落とし過ぎないように保湿成分が作用してくれているかもしれないですし、商品によっては刺激成分や劇物などが含まれているかもしれませんよね。
ですから、柔軟な考えを持ちながら本当にお肌のために必要なものを探してみてくださいね!
セラミドの重要性
お肌のバリア機能と潤いを守る上で重要な役割を担っているのがセラミドと呼ばれる成分で、細胞と細胞の間で水分と油分を溜め込み潤いを閉じ込めてくれる大切な成分です!
この成分を強い洗浄力で一緒に洗い流してしまっては、役割を果たせなくなり、肌が乾燥してしまったり、荒れやすい状態になってしまいます。
適度な洗浄力で汚れは落としつつ、セラミドなどの潤い成分は残してあげるようなものもオススメですね!
正しい方法と注意点!
保湿ケアに重点を置きがちですが、クレンジングの次に気を使わなければいけないほどお肌を傷めてしまう可能性が高くなるケアでもあります。
負担をかけない手順や注意点などを確認しながら見ていきましょう!!
理想は35~36℃のぬるま湯
いきなり濡れていない顔に洗顔料を乗せる人はいないと思いますが、洗顔する前に必ず35~36℃くらいのぬるま湯で一度、手や顔を素洗いして雑菌を軽く落としておきましょう!
熱いお湯だと必要な皮脂まで落としてしまうので、最後までこのぬるま湯で行いましょう!
泡立てがポイント
どれだけ上手に泡立てが出来るかで、負担をかけずに皮脂汚れや古い角質を落とせるかに繋がってきます!
ネットを使うと簡単ですが、手で泡を作る時は茶せんや卵を泡立てるイメージですり潰す感じではなく上に伸ばしていく感じだと上手に作れると思います。

泡立てが上手くできているのかの目安は、両手を合わせた時の手と手の間に泡のクッションができて、泡を逆さまにしても手のひらに留まっている状態が理想ですね!
基本は1分~1分半で終わらせる!
洗浄剤をお顔に乗せているので、いつまでも長々と時間をかけすぎるのはよくないです!
1分~1分半を目安にして皮脂の落とし過ぎなどを防ぎましょうね!
TゾーンやUゾーンも!
顔全体に泡を乗せていきますが、最初は皮脂分泌の多いおでこ、鼻、いわゆるTゾーンといわれる部分から始めて、頬やあごなどのUゾーン、最後に繊細な目元、口元への順で汚れを吸着させていきましょう!

もちろんですが、「ごしごしこすらない」ようにしてくださいね!
たまごを割らないような力加減で優しく円を描くようになじませる感覚で行うといいですよ!
すすぎは丁寧に!
すすぎですが、先程の35~36℃くらいのぬるま湯で泡を洗い流していきます!
顔全体の泡を落としていきますが、髪の生え際、こめかみやあごの下のフェイスラインに泡が残らないように、しっかり丁寧に泡を洗い流すようにしてくださいね!

してはいけないのが、肌をこすったり、叩いたり、直接シャワーを顔にあててすすぐのは避けてください。
最後にタオルで顔を軽く押さえるような感じで水気を拭き取ってください!
もちろんこするのはダメですよ!
時間を空けないで保湿ケアを!
洗顔を終えたら時間を空けないうちに、すぐさま保湿ケアを行うようにしてください!
フタの役割をしていた油分を洗い流しているので、お肌の水分は短時間のうちにみるみる蒸発していきます。
その蒸発を早く防ぐためにも、失われた水分の補給とフタをしてあげなければいけません。
シワや乾燥を招いてしまわないためにも気を付けて保湿ケアを心がけましょう!
肌荒れにならないようなケアを!
皮膚を断面で見てみると表皮・真皮・皮下組織の3層構造になっていて、皮膚の一番外側にあたる表皮の厚さはわずか0.2~0.4㎜ほどと言われています。

ゴシゴシこすってしまうことがイケないって分かりますよね?
本当にお肌は繊細でデリケートですから、状態に合ったものを選んでケアしていくことがとても大切だと思います!
安価なコスメでもいいですが成分などを確認してみると、全部が全部ではないですがやはりそれ相応なアイテムも数多く売られています。
毎日ではなくても、質の高いものを使う日を時には設けてみるのも効果的だと思います!
是非これからも、正しい洗顔で手を抜かずケアしてあげましょうね!!

乾燥肌・ニキビ、ニキビ跡・敏感肌に特化したお肌におすすめな優秀コスメ!
ライン使いでさらに効果がアップして肌トラブルの改善が期待できます!