気が付くと出来てしまっている「シミ」。
一度シミができていることに気付いてしまうと、何度も鏡を見て、「はぁ…」とため息をついてしまうと思います。
シミがあるだけで実年齢よりも老けて見られたり、「ちゃんとスキンケアしてるのかしら?」と思われてしまったりと、あまりいいことがありませんよね。
シミの原因として大きいのが、あなたもご存知の通り「紫外線」です。
そして、その紫外線からお肌をブロックしてくれるのが「日焼け止め」なのですが、皆さんは日焼け止めのこと、どれくらい知っていますか?
今回は、日焼け止めの基本中の基本、「SPF」と「PA」の意味について解説します。
シミはできてから慌てても遅いもの
シミというのは、一言で言ってしまえば「出来てから慌てても遅い肌トラブル」です。
「美白コスメの使用」「皮膚科での治療」など、シミを消したり目立たなくしたりする方法はいくつかあるのですが、どの方法もシミが薄くなるまでに時間がかかります。
皮膚科で専門的な治療を受けると、健康保険が適用されない場合もあるので、当然お金もかかります。
また、「本当にシミが目立たなくなるのか?」という部分に疑問が残るというのも現状です。
シミはできる前に予防するのが鉄則!
「シミを目立たなくするためには時間とお金がかかる」、そして「本当にシミが目立たなくなるのか不明」ということを考えると、シミそのものができないように予防したほうが良いことがわかりますよね。
つまり、「シミはできる前に予防する」というのが鉄則になります。
「では一体どうすれば良いのか?」となった時に、シミの大きな原因となる紫外線をブロックすることができる「日焼け止めの使用」が重要になってくるわけです。
「紫外線の種類」から覚えましょう!
ではここからは、日焼け止めの「SPF」「PA」の意味について解説させていただきます。
先に覚えておいたほうがSPF・PAが理解しやすくなるので、まずは先に紫外線の種類からお話しします。
紫外線の種類①
「UVA波」波長が320~400㎚と長く、お肌の表面を黒くし、日焼けの状態にしてしまう紫外線です。
お肌の表皮を越え、真皮にまで到達します。
紫外線の種類の中でも、シミの生成に一番強く関わっているのがこのUVA波です。
紫外線の種類②
「UVB波」波長は280~320㎚で中間、お肌の表面にヒリヒリとした炎症を起こしてしまう紫外線です。
こちらもお肌の真皮にまで到達します。
紫外線の種類③
「UVC波」波長は200~280㎚と短く、地球に届く前にオゾン層が吸収してしまう紫外線です。
紫外線の種類の中でも強烈な威力を持つ紫外線ですが、現時点では地球に到達する心配はありません。
日焼け止めの「SPF」と「PA」の意味
日焼け止めに記載されているSPF・PAには、次のような意味があります。
SPFの意味
SPFは「SunProtectionFactor(サンプロテクションファクター)」の略で、「UVB波をどれくらいブロックすることができるのか」ということを数値で表しているものです。
SPFの数値が「1」につき、20分程度日焼けが始まるのを遅らせる効果があります。
つまり、「SPF15」だった場合は、「15×20分」で300分(5時間)日焼けが始まるのを遅らせることができます。
PAの意味
PAは「ProtectionGladeofUVA(プロテクショングレイドオブユーブイエー」の略で、「UVA波をどれくらいブロックすることができるのか」ということを「+」の記号の数で表しているものです。
【PA+】効果がある【PA++】かなり効果がある【PA+++】非常に効果がある【PA++++】極めて高い効果があるこのように、「+」の記号の数が増えるごとに効果が高くなっていきます。
※日によって使い分けるのがオススメ!
SPFとPAの意味についてご理解いただけたかと思うのですが、SPFの場合は数値が高ければ高いほど、PAの場合は「+」の数が多ければ多いほど、お肌にかかる負担も大きくなってしまいます。
ですから、その日によって日焼け止めを使い分けたほうが、お肌への負担を軽減することに繋がります。
例えば、
1日お仕事で屋内にいる場合は、SPFとPA共に効果が弱いものを選ぶ。
1日屋外で過ごす場合はSPFとPA共に効果が高いものを選ぶ。
といった感じにすると良いですよ!
意識しながら
シミ予防のために知っておきたい日焼け止めのSPF・PAの意味について、紫外線の種類なども交えながら解説させていただきました。
「とりあえず日焼け止めを買っておこう」というあいまいな動機で選んでしまいがちな日焼け止めですが、これからはSPFとPAに気を付けて選んでみてくださいね!!